バッティングでタイミングが合わない人におすすめの練習法5選

バッティングでタイミングが合わない人におすすめの練習法5選

 


バッティングでタイミングが合わず、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。バッティングを上達させるには、バットの芯でボールを捉えられる適切な「タイミング」を理解することが大切です。


この記事では、バッティングでタイミングが合わない原因を詳しく解説し、改善に向けて効果的な練習法を紹介します。タイミングの取り方が苦手な人は、ぜひ参考にしてください。

【このブログの著者情報】


株式会社Amazing代表取締役 廣畑実 通称ミノルマン
枚方ボーイズ-大阪桐蔭高校-亜細亜大学-JR東海の強豪チームでプレー実績
ジャイアンツカップ優勝、大阪桐蔭時代は主将を務める。明治神宮大会は優勝を経験。
野球指導のパイオニアとして、Youtube、Instagramのフォロワーは20万超を誇る。

バッティングでタイミングが合わない原因とは?


ここからは、バッティングでタイミングが合わない原因について紹介します。タイミングが合わない原因として、主に以下の2つが挙げられます。


・スイングの始動が遅い

・割れが作れていない


バッティングでタイミングを合わせるには、早めに準備することが大切です。早めに準備しておけば、ボールを長く見られるようになります。また、「割れ」を作って、体の突っ込みや開きを抑えることも重要です。バッティングにおける割れについて、詳しく知りたい人は以下の記事をご一読ください。(公開次第お知らせいたします)

 


バッティングではタイミングは合わないもの」であるという意識を持つことも大切です。投手は、変化球を投げたり、投球モーションに変化を加えたりして、打者のタイミングを外そうとします。


タイミングの取り方を複数用意しておくことで、どのような投手でも対応できるようになるでしょう。



バッティングでタイミングのコツを掴める練習5選


バッティングにおいて、タイミングを合わせるコツを掴むには、質が高い練習を継続することが大切です。以下で紹介する練習を通して、タイミングを合わせる感覚を養い、バッティングを向上させましょう。


練習1:タイミングをあえて遅らせるバッティング

まずは、タイミングをあえて遅らせる練習から始めましょう。この練習では、前からくるボールに対して、普段より遅いタイミングでスイングします。


この練習を実践することで、瞬発的に振る能力を鍛えられ、タイミングを取る際に余裕が生まれます。タイミングを遅らせるという逆転の発想で、タイミングを取るヒントを得られるでしょう。


練習2:ピッチャーとシンクロする練習

ピッチャーとシンクロする練習も十分な効果を得られます。


具体的には、投手が足を上げるタイミングで自分も足を上げ、投手が足を下ろすタイミングで自分も足を下ろして、スイングしてみてください。なお、詳しい練習法について、以下の動画でも紹介しています。



初めは、ボールをゆっくりめで投げてもらったり、バドミントンのシャトルを活用したりして、タイミングの取り方に慣れるようにしましょう。


練習3:距離を取ったトスバッティング

タイミングを合わせる感覚を養うために、通常よりも距離を取ったトスバッティングを実践してみましょう。


一般的なトスバッティングであれば3m~4mの距離で行いますが、この練習では13m~14mほどの距離から投げてもらってください。なお、詳しい練習法について、以下の動画でも紹介しています。



この練習では、余裕を持ってスイングを始動させ、一番強く打てるポイントでボールを捉えることを意識しましょう。


練習4:声を出しながらのバッティング

タイミングを合わせる練習として、「1・2・3」と声を出しながらスイングすることも効果的です。


この練習はいたって簡単で、前から来るボールに対し「1・2・3」と声を出しながらスイングし、「3」のタイミングでインパクトするだけです。


シンプルな練習ですが、タイミングを合わせる感覚を身につけられます。タイミングが合わない場合は「2」の段階で、ベース側に足を回して微調整してください。この微調整が、変化球を打つ際に必要になるため、意識して取り組みましょう。


練習5:至近距離マシンバッティング

至近距離のマシンバッティングも、タイミングを合わせる練習として効果的です。

マシンから5mほど距離を取り、バッティング練習をしてみましょう。距離が短いため、体感速度は早くなりますが、その分スイングを早く始動させて対応しましょう。なお、詳しい練習について、以下の動画でも紹介しています。



この練習では、マシンからボールが放たれる前にボールの軌道を予測し、バットをボールの軌道に入れることを意識してください。



【タイプ別】参考にしたいプロ野球選手のタイミングの取り方


バッティングにおけるタイミングの取り方は、打者によって異なります。自分の感覚に適したバッティングフォームを知ることで、タイミングの取り方は劇的に変化するでしょう。


以下では、プロ野球選手のタイミングの取り方を紹介します。自分のバッティングスタイルに近い選手を参考に、タイミングの取り方を研究してみてください。


手本1:山川穂高選手(福岡ソフトバンクホークス)

福岡ソフトバンクホークスで活躍している山川穂高選手は、独特の足の上げ方でタイミングを合わせています。


山川穂高選手は、スイング時に発生するパワーを最大化するために「動から動」のタイミングの取り方を取り入れています。体の動きを止めず、足を使ってタイミングの微調整を行っているので、爆発的なパワーを生み出しています。


また、オリックス・バファローズに所属する森友哉選手も、足を大きく上げてタイミングを取っています。足を上げてタイミングを取る人は、ぜひ参考にしてみてください。


手本2:大谷翔平選手(ロサンゼルス・ドジャース)

メジャーで数々の偉業を成し遂げている大谷翔平選手は、余分な動きがない「すり足打法」で本塁打を量産しています。


「すり足打法」や「ノーステップ打法」は、下半身の重心移動が少ないため、目線のブレが少なかったり、タイミングが取りやすかったりする点がメリットです。


近年では、すり足打法を取り入れるプロ野球選手は少なくなっていますが、無駄が少ないバッティングフォームであるため、タイミングを合わせるのが苦手な人は参考にしてみましょう。


手本3:丸佳浩選手(読売ジャイアンツ)

読売ジャイアンツに所属する丸佳浩選手は、「バットの動き」でタイミングを合わせています。


丸佳浩選手のタイミングの取り方は「間」を意識している点が特徴です。ッチャーの投球モーションに合わせて、バットのグリップを大きく下に動かしてスイングしています。


また、近鉄バファローズなどで活躍した中村紀洋選手は、バットの動きでタイミングを取り、自分の「間」を生み出していました。


足を使ってタイミングを取る方法が苦手な人は、上記で紹介した選手のバッティングフォームを参考にしてみましょう。



まとめ



バッティングでタイミングが合わない人は、始動が遅かったり、割れが作れていなかったりなど、さまざまな原因が考えられます。


自分に適したタイミングの取り方を見つけるには、練習を継続することが大切です。練習法がわからない人は、本記事で紹介した内容を取り組んでみてください。


また、正しいタイミングの取り方は打者によって異なります。プロの世界で活躍している選手を参考に、自分に合ったバッティングフォームを見つけましょう。


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同アイテムを活用して、ホームランを打てる理想的なスイングを身につけてください。

 

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