長尺バットの使用とその目的について

2023年6月1日

こんにちは！
Amazing ベースボールパートナーのメガネ藤原です！

今回は「長尺バット」について解説していきます！

昔は物干し竿を振ってたとか、なんとか、、、

今は各メーカーが長いバットを販売してますね！

そのメリット、デメリットについて解説します！

長尺バットとは
使用する目的
メリット
デメリット
使用上の注意
まとめ

長尺バットとは

長尺バットとは、その名の通り通常よりも長さが長いバットのことを指します。一般的なバットの長さは大人のプロ野球選手の場合で約33-34インチ (約83.8-86.4cm) 程度ですが、長尺バットはそれよりも長く、36-38インチ (約91.4-96.5cm) のものもあります。

長尺バットの使用目的

長尺バットの使用目的は、主にトレーニングがメインです。その長さや重さを活用して、選手のスイングのクセを自然に矯正し、より正確な打撃を身につけることが可能です。

長尺バットのメリット

長尺バットを使用する最大のメリットは、「正しいスイング」を身につけることができるという点です。具体的には以下の4つの効果が期待できます。

体全体を使ったスイングができるようになる: 長尺バットの重さと長さを管理するには、体全体を使った協調的なスイングが必要となります。これは、力任せの打撃からテクニックを重視した打撃へとスタイルを変えることに繋がります。
ドアスイングを解消できる: ドアスイングは、手首の回転を重視した打撃で、バットが体から離れてしまうためにパワーが逃げてしまう打撃フォームです。長尺バットは重さから来る遠心力で自然とバットが体に近い位置を通るため、ドアスイングを自然と矯正することができます。
ヘッドの効いたスイングができるようになる: 長尺バットはヘッド部分が遠く、重さもあるため、ヘッドをしっかりと引く必要があります。これにより、ヘッドの効いたスイングを身につけることができます。
フォロースルーが大きくなる: 長尺バットをスイングすると、自然と大きなフォロースルーが必要になります。これにより、フォロースルーの大切さを体で感じることができます。

長尺バットのデメリット

デメリット1：体に負荷がかかる

長尺バットはその長さと重さからくる遠心力を制御するために、体全体を使ったスイングをしなければなりません。これは長尺バットの使用による最大のメリットである「体全体を使ったスイングの習得」を裏返したもので、正しいスイングが身につくまでは手首や肘、腰などを痛める可能性があります。特に体の回転を適切に制御できない場合、腰への負担が大きくなります。これらの問題を避けるためには、上半身と下半身の連動性を意識したスイングの習得が重要となります。

デメリット2：場所の制限がある

長尺バットは一般的なバットよりも長いため、トレーニングを行う場所はその分広いスペースを必要とします。特に室内でのトレーニングの場合、周囲の物を壊したり人に当たってしまう危険性があります。長尺バットを使用する際は周囲への配慮と安全確保が重要となります。

デメリット3：試合のバットと異なる

長尺バットはその名の通り長く、重いため、試合で使用する一般的なバットとは感覚が異なります。このため、長尺バットで習得したスイングを試合で使用するバットにうまく移すためには、感覚の調整が必要となります。長尺バットで正しいスイングを習得したとしても、試合用のバットで実際に打てるようにならなければ意味がありません。トレーニングの目的と内容を理解し、それを試合での実際の打撃に繋げることが重要となります。

長尺バットの注意点

長尺バットを使用する際の注意点は、自分の体力や技術、そして自身の打撃スタイルに適しているかを常に評価することです。また、トレーニングの際には、無理な力を入れず、自分の体に負担をかけないように注意することが重要です。

まとめ

長尺バットは、その特性を活かしたトレーニングにより、打者の技術向上に大いに貢献する道具となります。その長さと重さを適切にコントロールすることで、体全体を使ったスイングやヘッドの効いたスイングなど、より良い打撃フォームを身につけることが可能となります。ただし、使用するには適切な体力と技術、そして綿密なトレーニングが必要となるため、それらに配慮しながら使用することが求められます