
トレーニング用バットの正しい選び方と理解すべき注意点とは
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バッティング技術の向上を目的に、トレーニング用バットの購入を検討している方もいるのではないでしょうか。しかし、種類が多く存在するため、どれを選べばよいか迷う方も多いでしょう。
そこでこの記事では、トレーニングバットの種類や特徴、正しい選び方などを詳しく解説します。本記事の内容を参考に、自分に合ったトレーニングバットを選び、効果的に活用してください。
【このブログの著者情報】

株式会社Amazing代表取締役 廣畑実 通称ミノルマン
枚方ボーイズ-大阪桐蔭高校-亜細亜大学-JR東海の強豪チームでプレー実績
ジャイアンツカップ優勝、大阪桐蔭時代は主将を務める。明治神宮大会は優勝を経験。
野球指導のパイオニアとして、Youtube、Instagramのフォロワーは20万超を誇る。
トレーニング用バットの概要
トレーニング用バットは、通常のバットとは異なる特性を持つバットであり、主に練習で使用します。得られる効果には、スイングスピードやミート力の向上、バッティングフォームの矯正などさまざまです。
自身の課題や目的に合わせて適したトレーニング用バットを選ぶことで、練習効果を最大化できます。そのため、目的に合わせて慎重に選ぶようにしましょう。
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トレーニング用バットの種類と特徴
トレーニング用バットにはさまざまな種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。各バットの特徴を理解すれば、課題解決に適したバットを選べるようになるでしょう。
以下では、5種類のトレーニング用バットを紹介します。
マスコットバット
マスコットバットは、一般的なバットよりも重く設計されたトレーニング用バットです。スイングスピードの向上やパワーアップを目的としたトレーニングに適しています。
一般的なバットの重量850gに対し、マスコットバットは1,000g~2,000gの重さがあります。通常よりも重いバットを振ることで、スイングに必要な体の筋肉を鍛えられるでしょう。しかし、体格に合っていないバットを無理に使用し続けた場合、バッティングフォームを崩したり、怪我をしてしまったりする可能性があるので注意が必要です。
竹バット
竹バットとは、竹片の集成材を用いたトレーニング用バットです。竹バットは、木製バットに比べて耐久性が高く、芯を外すと手に振動が伝わりやすい特徴があります。そのため、自然とバットの芯で捉える意識が高まるでしょう。
また、バットのヘッドが重いトップバランス設計になっているため、自然にインサイドアウトのスイングが身につきます。さらに、素振りだけでなく、トスバッティングやフリーバッティングなどで使用すれば、ミート力を効率的に高めることが可能です。
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なお、竹バットについて、以下の記事で詳しく解説しています。気になる方はぜひご確認ください。
バレルバット
バレルバットは、「バレルスイング」が身につくバットです。バッティングにおいて、ヒット性の当たりになりやすい打球角度は20度~30度とされており、この角度を「バレルゾーン」と呼びます。このバレルゾーンに乗せやすいスイングがバレルスイングです。
バレルバットには「重心がグリップにある」「重量が1,300g~1,500gある」という2点の特徴があります。それぞれの特徴が作用し、スイングすると自然にバレルゾーンを通るバレルスイングが可能です。アーロン・ジャッジ選手や大谷翔平選手などもバレルスイングの理論を取り入れており、話題となっています。
カウンタースイングバット
カウンタースイングバットとは「カチカチバット」とも呼ばれるトレーニング用バットです。カウンタースイングバットには、可動式のパーツが2つ取り付けられており、理想的なスイングができると、2つのパーツが一緒に動いて「カチ」っと音がします。
一方で、理想的なスイングができていない場合、2つのパーツが分離し「カチカチ」と2回音が鳴ってしまいます。正しいスイング軌道で振れているかを音で判断できるため、自主練習で使用するのに最適です。
シークエンスバット
シークエンスバットは、バットのグリップが2つある特殊形状のトレーニング用バットです。このバットは、杉本裕太郎選手や清宮幸太郎選手が練習で使用したことで話題となりました。
シークエンスバットで練習を行うと、正しい手首の使い方を習得し、リストの返しを抑えた理想的なスイングが身につきます。また、体の開きを抑え、ボールを点ではなく、線で捉える感覚を養えます。ティーバッティングや置きティーであれば実打可能なので、自主練習で活用するのに最適です。
トレーニング用バットの正しい選び方
トレーニング用のバットを選ぶ際は、自分が身につけたい技術・効果を基に選ぶようにしましょう。たとえば、以下のように選ぶのがおすすめです。
身につけたい技術・効果 |
おすすめするトレーニング用バット |
飛距離を伸ばしたい |
・マスコットバット ・竹バット |
スイングの軌道を修正したい |
・カウンターバット ・シークエンスバット |
成長過程の小中学生の場合は、軽めのバットでバッティングフォーム固めを優先してください。なお、重いマスコットバットを選ぶのは、高校生になってからがおすすめです。これらのポイントを踏まえて、自分に合ったトレーニング用バットを選ぶことで、練習を効率化できるでしょう。
トレーニング用バットを選ぶ際の注意点
トレーニング用のバットを選ぶ際は、以下の点に注意するようにしてください。
・重すぎるバットを選ばない
・練習で得られる効果を考慮する
・正しいバッティングフォームを意識する
それぞれの注意点について、詳しく解説します。
重すぎるバットを選ばない
重すぎるバットを無理に振ろうとすると、手打ちになったり、体の軸がぶれたりする可能性があるので注意が必要です。
また、中高生は体が成長している途中であるため、肩や肘にあまり負荷をかけないほうがよいでしょう。最初は軽めのものから始め、徐々に重くしていくのがおすすめです。
練習で得られる効果を考慮する
先述した通り、トレーニング用バットによって得られる効果が異なります。具体的には、以下の通りです。
バットの種類 |
得られる効果 |
マスコットバット |
・スイングに必要な筋力を向上できる ・スイングスピードが向上する |
竹バット |
・インサイドアウトのスイングが身につく ・ミート力が向上する |
バレルバット |
・理想的なバットの出し方が身につく ・インサイドアウトのスイングが身につく |
カウンタースイングバット |
・最短距離でバットが出せるようになる ・インパクトのポイントを理解できる |
シークエンスバット |
・手首の正しい使い方を理解できる ・ボールを線で捉えられるようになる |
トレーニング用バットを選ぶ際は、自身の目的に合ったものを選ぶことが大切です。また、練習時にも期待できる効果を意識しながら取り組むことで、上達が早くなります。
正しいバッティングフォームを意識する
トレーニング用バットを使用する際には、正しいバッティングフォームを意識してください。どんなに優れたトレーニング用バットを使用しても、フォームが固定できていなければ十分な効果は得られないでしょう。
また、誤ったフォームで練習を続けると、悪い癖が身についてしまい、修正が難しくなるだけでなく、怪我のリスクも高まります。
まとめ
トレーニング用バットは、自分が身につけたい技術・効果を基に選ぶようにしましょう。本記事で紹介した選び方のポイントを参考に、自分に合ったトレーニングバットを見つけて、レベルアップを目指してみてください。
なお、自分の体格に合っていないバットを選ぶのはおすすめしません。最初から重すぎるバットを選ぶと、却って逆効果になる可能性があります。正しいフォームを意識しつつ、効率的に練習に取り組みましょう。
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