バッティングでゴロが多い原因と改善できる練習法を解説!

バッティングでゴロが多い原因と改善できる練習法を解説!

 

「バッティングでゴロが多い」といった悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。ゴロが多くなる理由として、単なるタイミングのズレだけではなく、フォームやスイングのクセが挙げられます。


本記事では、ゴロが多くなる主な原因をわかりやすく解説し、その改善に役立つ具体的な練習方法を紹介します。本記事の内容を参考に、ホームランを狙える理想のスイングを手に入れてください。



バッティングでゴロが多くなる理由


ゴロが多くなる主な理由として、以下の3点が挙げられます。


・ボールの上を打っている

・インパクト時に手首が返っている

・タイミングが合わずに引っかけてしまう


以下の内容を見ながら、自分がどのケースに該当しているのかを確認してみましょう。


ボールの上を打っている

ボールを上から叩いてしまうと、ゴロが増えてしまいます。日本の野球では「上から叩け」「最短距離でバットを出せ」という指導が主流です。この指導により、ダウンスイングの軌道が体に染み付いているのもゴロが増える要因といえます。


しかし、ボールの芯より下を打ちすぎるとポップフライになってしまうため、理想的な角度で打球が飛ぶポイントを探すことが大切です。現在のスイングでなかなか結果が出ないのであれば、考えを一度リセットし、スイングの軌道を見直すことからはじめてみてください。


インパクト時に手首が返っている

野球をやっている人であれば「こねている」という表現を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。「こねる」とは、インパクト時に理想のタイミングよりも早く手首が返ってしまう状態を指します。


手首が早く返ってしまうと、バットはボールの外側を叩く軌道で出てきてしまうため、右打者であればサードゴロ、左打者であればファーストゴロが増えてしまうのです。


手首をこねてしまう主な原因として、以下の5点が挙げられます。


・アウトサイドインのスイング軌道になっている

・引っ張ろうとする意識が強い

・ボールを迎えに行っている(上体が突っ込んでいる)

・縦の変化球を打つ際に、リストが効きすぎている

・手元が上にあがってしまう


上記の通り、手首をこねてしまう原因は複数存在します。改善策を見つけるためにも、まずは原因を明確にしましょう。


タイミングが合わずに引っかけてしまう

タイミングがあっていないと差し込まれたり、変化球を引っかけてしまったりするため、ゴロが増えてしまいます。


特にボールを待ちきれていない場合は、上体が突っ込まないように注意する必要があります。

上体が突っ込んでしまうと、ズレたタイミングにリストを効かせて無理やり合わせてしまうため、「こねている」状態に陥りやすいのです。


投手のレベルが上がれば、変化球の種類やキレが増すため、タイミングを合わせるのが難しくなります。いかなるボールでも自分のポイントでインパクトできるように「タメ」と「壁」を意識してスイングするのが大切です。



バッティングでゴロを減らすために意識すべきこと


次に、ゴロを減らすために普段の練習で意識すべきことを解説します。主に意識してほしいのは以下の3点です。


・インパクト時にバットのヘッドを少し下げる

・センター方向に打つように意識する

・ボールを見る時間を長くように意識する


それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。


インパクト時にバットのヘッドを少し下げる

理想的な角度で打球を上げるには、インパクトの瞬間に「バットのヘッドを少し下げる」意識をもつことが大切です。とはいうものの、真剣にスイングしている最中に、スイングの軌道を修正するのは簡単ではありません。


そこで、試してほしいのは、構えの段階で少し「前かがみになること」です。少し猫背の状態でスイングすると、体に連動してヘッドが少し下がるため、自然と理想のスイングに近づきます。


どこまで前かがみに構えるかは個人差があるので、角度を変えて実際にボールを打ってみましょう。簡単にスイング軌道を矯正できるので、ぜひ試してみてください。


センター方向に打つように意識する

センター方向にフライを打つ意識をもつことも大切です。引っ張って長打を狙おうとすると力んで体が開き、キャッチャー側の肩(右打者なら右肩、左打者なら左肩)が前に出てしまいます。


この肩の動きがゴロを増やす原因になるのです。センター方向にフライを打つ意識でスイングすると、キャッチャー側の肩が前に出てくるのを防止できます。


当然、試合中にセンターフライを意識する必要はありませんが、普段のフリーバッティングやロングティーなどで意識し、理想のスイングを体に染み込ませてください。


ボールを見る時間を長くするように意識する

できるだけボールを長く見ることを意識するのも大切です。ボールを長く見る意識をもつことは、体の開きを抑えたり、ボールを捉えるポイントへの意識が高まったりといった、メリットを得られます。


ボールを長く見るためには、スイングを早めに始動して「タメ」を作る必要があります。軸足に体重を乗せたままボールを待ち、ボールをよく見ながら前足に体重を移動させ、ボールにパワーを伝えましょう。


最初はタイミングが合いづらく、変化球になると難易度はさらに高くなります。繰り返し練習してボールを長く見るコツやタイミングの取り方を掴んでください。


なお、読売ジャイアンツの坂本勇人選手は、軸足に体重を乗せてタイミングを取るのが上手であるため、ぜひお手本にしてください。



バッティングでゴロを減らす練習法


次に、バッティングでゴロを減らすための具体的な練習法を2つ紹介します。先ほど解説した「意識すべきポイント」を常に意識しながら取り組んでみてください。


フライが上がりやすいスイングの角度を見つける

ゴロを減らすためにも、フライが上がりやすいスイングの角度を見つけましょう。そこで、試してほしいのが、自分の「斜め後方からトスアップしてもらう」ティーバッティングです。


斜め後方からトスアップしてもらうことで「ボールの軌道に対してバットを入れていく」感覚を掴めます。スイングの軌道を確認して、打球が上がりやすいポイントを探しましょう。


また、「打球のスピン」と「弾道」を意識したロングティーも有効です。ロングティーは打球の質を確認できます。どの角度でバットを入れて、ボールのどのポイントを打てばよいかなどを確認しながら試してみましょう。


インサイドアウトを身につける

ゴロを減らすために、インサイドアウトのスイングを身につけましょう。そこで実践してほしい練習が「置きティー」です。


ティーをインコースに設置し、体に近いボールを逆方向に打ってみてください。すごく窮屈で打ちにくいですが、この練習によりインサイドアウトのスイングを体得できます。


なお、こちらの練習法は以下の動画で紹介しています。気になる方はぜひご視聴してみてください。




まずは、普段のバッティング練習でどんどんホームランを狙って練習してみましょう。ホームランを打てるスイングは理想の形です。理想に近づけるように練習し、そこで出た課題を置きティーで修正してください。



まとめ


バッティングでゴロが多い人は、ホームランを打てる理想のスイングを行うことで解消できます。なぜゴロが多くなるのか原因を理解したうえで、今回紹介した練習法を実践してみてください。


また「早く上達してライバルに差をつけたい」と考えている人には「PENTA5ON(ペンタゴン)」がおすすめです。


PENTA5ONはグリップエンドが重い形状になっているので、スイングの際に自然とヘッドが効くようになります。ヘッドが効けば、ホームランを打つために必要な「スイング速度の向上」「インサイドアウト」「リストリターン」が身につきます。


効率的にスイングを修正できるギアを活用し、理想のスイングを手に入れてください。

 

 

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