バッティングで体が突っ込む人必見!原因と改善のための練習法を紹介!
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バッティングで調子が上がらないときに「体が前に突っ込んでいるぞ」といったアドバイスを受けた経験がある人も多いのではないでしょうか。
体が突っ込んでしまうと、ボールを捉えるポイントが定まらなかったり、変化球に対応できなかったりなど、バッティングに悪影響を及ぼします。
本記事では、体が突っ込んでしまう原因をわかりやすく解説します。また、実践しやすい練習法を紹介するので、バッティングに悩んでいる人は参考にしてください。
バッティングで体が突っ込むとはどのような状態を指す?
バッティングで体が突っ込むといわれても、具体的にどのような状態なのか、わからない人もいるでしょう。体が突っ込むとは「割れ」が作れていない状態を指します。
割れとは、テイクバックする上半身と、投手方向に向かう下半身が引っ張りあって、力を体の内側に溜めている状態のことです。割れがしっかりできていないと、溜めがない状態になってしまい、我慢できずに体が投手方向に倒れてしまいます。
たとえば、変化球でタイミングを外されたシーンを想像するとわかりやすいでしょう。タイミングを外されて体が前に突っ込んでしまうと、手が前に出てダウンスイングになったり、泳がされたりと、理想のスイングを行えません。
理想のスイングをするには、軸足にしっかりと体重を残し、自分のミートポイントまでボールを呼び込んでスイングする必要があります。
バッティングで体が突っ込む原因とは?
バッティングで体が突っ込んでしまう原因として、主に以下の3つが挙げられます。
・軸足に体重を残せていない
・自分のミートポイントを理解できていない
・早く打ちたいという心理が働いている
先述した通り、軸足にしっかり体重を残して割れを作ることが重要です。パワーを逃さないように溜めを作り、ホームベース上でバットのヘッドを走らせれば、飛距離は伸びます。焦らずに、自分のミートポイントまでボールを呼び込んでスイングするように心がけてください。
バッティングで体が突っ込むことによって起こる4つの弊害
バッティングで体が突っ込んでしまうことで、ボールにパワーが伝わりにくくなり飛距離が落ちてしまいます。
また、体が開く原因になるほか、変化球への対応も困難になるでしょう。
飛距離が伸びなくなる
体が突っ込んでしまうと、下半身のパワーがうまくボールに伝わらず、打球の飛距離が伸びません。
さらに、バットを振る際に生まれる遠心力を弱めてしまったり、スイングの軌道がアウトサイドイン(バットを外側から内側に振り下ろすスイング軌道)になったりするため、バットのヘッドが走りません。
プロのホームランバッターは、すべてのパワーを余すことなくボールに伝えられているため、規格外の飛距離を生み出せます。
ボール球の見極めができなくなる
体が投手方向に突っ込んでしまうと、ボールとの距離を自ら詰めてしまうことになります。そうすると、実際の球速よりも体感速度が早くなり、ボールをみる時間が減ってしまうので、ボールの見極めが難しくなるでしょう。
投手のレベルが高くなるほど、ボールの見極めが困難になるため、体が突っ込むクセは早めに矯正する必要があります。
体が開く原因になる
体が突っ込んでしまうと、スイングの際に肩や腰がボールに対して早く開いてしまいます。体が開いてしまうと、打球にパワーが伝わらないほか、ミートポイントが少なくなるという悪影響を及ぼしてしまうでしょう。
以下の記事では、体が開いてしまう原因や改善の方法について詳しく紹介しています。体の開きについて悩んでいる人は、ぜひご一読ください。
https://shop.amazing-baseball.com/blogs/news/batting_hiraki
変化球に対応できなくなる
ボールを呼び込めずに体が突っ込んでしまうと、変化球への対応が困難になります。先述した通り、体が突っ込んでしまうと、ボールをみる時間や打つまでの距離が短くなってしまいます。そうなれば、ボール球の見極めだけでなく、ボールの変化にも対応できません。
投手のレベルが上がるほど、変化球の種類やキレが増し、変化するタイミングがよりベースに近くなります。鋭い変化球を攻略するには、軸足に体重を残し、ボールを少しでも長くみることが重要です。
体の突っ込みを防止するのにおすすめの練習法
体が突っ込んでしまう場合に、どのような方法で改善すればよいのか、悩んでいる人もいるでしょう。ここからは、体が突っ込むのを防止するための練習法を3つ紹介します。
以下で紹介する練習法は、体の開きを抑えることにもつながります。ぜひ日頃の練習に取り入れてみてはいかがでしょうか。
軸足一本でティーバッティングを行う
体の突っ込みを抑える練習法として、「軸足一本でのティーバッティング」がおすすめです。
練習法はいたって簡単で、軸足一本で立ちながら、スイングするだけです。この練習法では、タメを意識して、ヘッドを走らせないと力強いスイングはできません。
片足でのスイングに慣れてきたら、浮かしているほうの足をゆっくりと踏み込んで打つ練習に移行してください。なお、足を踏み込む際は割れを意識しましょう。
具体的な練習法については、以下の動画で紹介しています。気になる方はぜひご視聴してみてください。
顔の前に棒を置きながらティーバッティングを行う
顔の前に棒を設置しながら行う置きティーでも、十分な効果を得られます。
この練習では、パートナーに棒を持ってもらい、頭が前にいかない状態を作ります。最初はノーステップでよいので、頭の位置や後ろで捌くことを意識しながらスイングしてみてください。ポイントは、後ろの内ももとバットを同時に出すのを意識することです。
この練習法は紐を張ったり、目印を上から下げたりすると、一人でも行えるのでおすすめです。
なお、詳しい練習法について、以下の動画でも紹介しています。
ボールを真横に打つ
体の突っ込みを防止する練習法として、前からくるボールを真横に打つ練習も効果的です。ボールをギリギリまで引き付けて、後ろ足の前で捉えることを意識してください。
この練習を実践することにより、体が突っ込むのを防止できるだけでなく、実際の打席で際どいボールをカットする技術も高まります。
なお、こちらの練習法は以下の動画で紹介しています。気になる方はぜひご視聴してみてください。
体の突っ込みを防止するための重要な意識
体の突っ込みを防止するには、以下の点を意識することも大切です。
・体の中心軸を意識する
・後ろ足の内ももが出て来るタイミングとインパクトを合わせることを意識する
体が突っ込まないことを意識しすぎると、後ろ足に体重が残りすぎてしまい、フライばかりになってしまいます。そのため、体の中心軸を意識しながらスイングを行うことが大切です。
また、後ろ足の内ももが出て来るタイミングとボールを捉えるタイミングを合わせる意識を持つことで、理想的な体重移動を実現した力強いスイングを行えるようになります。
まとめ
スイングの際に体が突っ込まないようにするには「割れ」が大切です。本記事で紹介した練習法を実践すると、溜めを作る感覚や、ボールを引き付けて自分のポイントで打つ感覚を身につけられるので、ぜひ試してみてください。
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